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2次元オタクのあれやこれや

【SideM】輝きを求めるなら【サイメモ】

 

11月30日、葛之葉雨彦Sidememories実装。

 

完っっ全に油断していました。だってリメショLegendersほぼ確定だったし……。(そっちもちゃんと来た)(クリスさんかわいいね……)

個人的にリメショより怖かったのがサイメモだったのでビクビクしながら読んでいったら案の定ズタボロに泣きました。ということで色々感想を書いていきます。ネタバレ注意です。

 

 

 

掃除屋として、アイドルとして

 

サイメモが実装される2日ほど前、5thアニバーサリーブックが届きました。その中の雨彦さんと紹介文には次のように書かれていました。

 

『家業に誇りと責任感を持っており、この仕事のためにあまり本心を表に出さない。』

 

雨彦さんの家業について私の知っている限りではあくまで“掃除屋”であり、実際どれほどの事を担っているのかは想像に任せるほかありません。ただ1つ分かるのは、雨彦さんは掃除屋の仕事に誇りを持っているということ。そのために自分の気持ちを律することはあっても、自分自身のことを不幸に思うことは無かった。

そもそも彼がアイドルになったのも、掃除屋としての役割を全うするためです。

だから本当は、アイドルの仕事を本気でやるつもりは無かった。

 

ところがどっこい、そんなアイドルの仕事が面白くなってしまった。

「いっそのこと、こっちを本道にしちまおうか。」と言ってしまえるぐらい。(【2nd STAGE】カードセリフ)

掃除のための下調べをしに行ったはずなのに、ステージのことを考えてしまうぐらい。

 

そんな気持ちの自覚がモノローグとして、そしてそのことに対する戸惑いを「とある男の話」としてサイメモの中で語られます。

 

とある男の話、という例えがバレバレなのは置いておくとして、実際雨彦さんが変化し始めたのはいつからなんだろうと私なりに考えてみてパッと思いついたのが『Seaside Live』です。

もちろんここで切り替えスイッチのように変わったということでは無いですが、なんかこの時の雨彦さんすごく楽しそうだなぁとずっと思っていて。

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(海特効のついたクリスさんにノリノリでついて行く)

 

私自身モバエムを始めて最初のLegenders出演イベントがこのライブだったのでより印象に残っているということもあるかもしれませんが、少なくともこのストーリーで、この人はアイドルの仕事を心から楽しんでいる、ということが伝わってきました。

この時にどうしてここまで楽しそうだったのかはハッキリとは分からないのですが、その後怒涛のジャズイベ、サイバネを挟んで陰陽師とB.N.M!がやって来て同じユニットのメンバーが大きな変化を見せたこともありました。

雨彦さん自身も、アイドルとして掃除を続けようと決意をしたり(5thアニバイベスト)、万華鏡のようなアイドルになれたら良いと話したり(【万華歌謡祭】カードセリフ)と、アイドルの仕事に前向きに取り組んでくれていることが分かります。

 

それでも彼は“掃除屋”です。その誇りと責任感だって捨てる訳にはいかない。雨彦さん自身、アイドルへの思いを律しようとしていたのかもしれません。少なくとも華符演舞祭の時はそんな素振りを見せていた。(逆に言えば今は自分では律しきれないぐらい気持ちが大きくなっているとも言える)

 

 

そんな思いで揺れる雨彦さんにプロデューサーは言います。

「大事なものは、いくつあってもいい」と。

 

 

 

…………ほんっっっっとうに、こんな美しい答えがあって良いんですか?

 

私Pとしてもそりゃ雨彦さんに全力でアイドルやって欲しいと思っていたけど、そのために家業のことを蔑ろにするようなことをプロデューサーにも、雨彦さん自身にもとてもじゃないけど言って欲しく無かった。だって誰がなんと言おうとずっと大事にしてきた誇りには変わらないんだから。

 

だったらどっちも大事にすれば良い。もっと欲張って良いんだよ。

そう雨彦さんが感じてくれたことが本当に嬉しくて。

 

 

サイメモ冒頭で、怪しい影の噂が出てきた時に(家業のことが掘り起こされるのだろうか…)とドキドキビクビクしていたのですが、そっちの方は、なんとなくその役目も全うできたんだな、と察せるぐらいで明確に語られることはありませんでした。

当然、知りたくないと言えば嘘になりますが、そのことにホッとしたりもして。多分この辺りのことは心を開いたからといって話すことでは無いのだと思います。(そういう側面はSideM全般にありますが)

そういった意味ではいずれやって来る雨彦さんのリメショへの心構えがちょっとできたような気がします。まぁ昔の雨彦さんってだけでキャパはとうに超えてるんですけどね!

 

兎にも角にも、欲張りになった雨彦さんがこれからどんな姿を見せてくれるのか、とても楽しみです。

最後のタイトルの『また次も一緒に』なの……ニクイな……本当に……。

 

 

 

 

モバとステ

(この文章を書いている人間はモバとステは別の世界線だという認識でいます)

 

ここからはちょっと余談。

 

個人的にエムステの雨彦さんの方がモバエムの雨彦さんより先を進んでいるなぁという意識がありまして。

どっちが良いとかいう話ではないのですが(そもそもステの方では掃除屋の話はあまり出てこないですし)、ステのイベストを読んでいると、アイドル葛之葉雨彦の進むステップとして2段階踏むべきものがあるように感じていました。

1つ目は「アイドルの仕事に本気で取り組めるようになること」、2つ目は「アイドルとしての自分の魅力を理解し広げていくこと」。

 

1つ目について、ステの方ではWTフランスに端を発し、チャイナウエディングで明確に固まったように思っています。で、モバの方も今回のサイメモで掃除屋の仕事と同じぐらい本気で取り組んでくれるようになった!と明確に思えたのでここは乗り越えられたんじゃないかなと思っています。

 

そして2つ目。

ステの香水イベを読んでください。(懇願)

紅葉イベ〜遊技場イベ〜辺りで基礎を固めて応用に入ったのがあの帽子屋だと思う。

元々ポテンシャルがすごいのでそれを自覚したらとんでもないに決まってるんですよ。モバだとどうなると思います?

悪役のオファーが多いという話もあったりと、今までの仕事にそのヒントが隠れているかもしれない。それとも全然違った姿を見せてくれるかもしれない。

 

追い付け追い越せ〜という程では無いですがどっちも楽しみというか……ドキドキします。

 

 

 

 

Sweep Your Gloomと葛之葉雨彦

 

もうひとつ余談。

 

雨彦さんのソロ曲『Sweep Your Gloom』ってなんだか未来の雨彦さんから今の雨彦さんへのメッセージソングみたいだなぁと思うことが何度かありました。

この曲聞いた当初はどんな気持ちで歌ってるんだ……とちょっと引っかかることもあったのですが、サイメモを経た雨彦さんなら以前の雨彦さんに歌うことができるんじゃないかなと思います。今ならまた違った歌い方をするのかもしれない。

この考えにイマイチ自信は持てていないのですがあくまで解釈のひとつとして書き残しておきます。

 

純粋な願いなんだろ?

磨けばまたきっと光る

輝きを手に入れるなら

一瞬だってもう、諦めるな

 

 

というかNSEの楽曲も迫ってるんだった……。どんな曲をどんな風に歌ってくれるのか今からソワソワしちゃう……。(というかもしかしてNSEに間に合うようにサイメモ実装されたとかあるんですかね……まさかね)

 

 

 

 

 

 

色々と書きましたが、アイドルに全力になってくれた雨彦さんをこれからより一層全力で応援していきたいなと思います!ありがとう!これからもよろしくね!