一長一短オンデマンド

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【SideM】未来と、過去と、今と【Tailored Suit Collection】

 

※イベスト、増刊号、サイメモ等のネタバレあり

※書いてる人はアイドル発掘オーディション時のことは断片的に把握した程度です。

 

 

 

 

皆さん『Tailored Suit Collection』のイベスト及び増刊号は読みましたか。

 

 

 

そうです、例のLegendersがデビューすることとなったアイドル発掘オーディションにて雨彦想楽クリスと共に並んでいた風間忍くんが「新進気鋭のメイクアップアーティスト」として登場しました。忍くん以外の候補生達についても言及がされました。びっくりした。

 

彼等についてはここで深く語るつもりはありません。

ただ、彼等は今この時だからこそ私達に存在を示してくれたんじゃないかなと思うんです。そして同時に、それがLegendersの歩みを裏付けているような気がしてならなかった。

 

 

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忍くんはレジェ全員の雑誌にそれぞれ登場していますが、雨彦さんの雑誌を読んだ時に色々なことが頭を巡って。

だって、クリスさんと想楽くんに続いて歩いて行くのが忍くんだった可能性も大いにあったわけじゃないですか。

もしかしたら、忍くんと雨彦さんが、全く逆の立場だった未来だってあったかもしれない。

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私は、アイドルになってからのLegendersのことしか知らずに、葛之葉雨彦の担当を名乗るようになりました。

けれどしばらくの間、雨彦さんがアイドルとしての在り方に自信を持っているのか、アイドルを楽しめているのか分かりませんでした。おそらくこの心理状態でかつての候補生と対面することになっていたら、雨彦さんの中の何かが大きく揺らいでしまうんじゃないかと本当に気が気でなかったと思います。

 

けれど雨彦さんは「彼等もどこかで頑張っているのだろうから、俺たちも負けてはいられない」と進み出してくれた。“アイドル”として。

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そして、私自身もそれを心の底から信じることができました。彼がアイドルに本気になっていることを知れていたから。

 

 

約2ヶ月前、葛之葉雨彦のSideMemoriesが実装されました。

【SideM】輝きを求めるなら【サイメモ】 - 一長一短オンデマンド

当時の感想はこっちに書いたのでここでは簡単に書きますが、ここで雨彦さんはようやくアイドルに対しての心構えを完成させたのだと思います。アイドルに対してだって欲張って良い、と思えるようになった。

これを経てからというもの、私は雨彦さんが何かお仕事をする度に、雨彦さんが本当にそれを楽しんでいてくれている気がして、それがとにかく嬉しくて。

 

この物語を経ていたからこそ、忍くんと対面してもなお自信を持っていられた、対面したからこそよりアイドルとして歩む意味を裏付けることができたんじゃないかなと思うんです。

 

だから、忍くん達が存在を示してくれたのがこのタイミングで良かったなと思うと同時に、今この時だからこその登場だったのかもしれないと思えてきて。

 

雨彦サイメモが実装された2020年12月はクリスリメショに想楽上位という怒涛の月だったのですが、それぞれがそれぞれに成長を感じさせるものだったと思います。

特に想楽上位イベントでは、想楽くんの大きなターニングポイントとなったとも言える2017クリスマスとライサムの話がイベントストーリー内でも触れられました。そして想楽くん自身も自分の変化について考えています。

 

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そして2月にはLegendersのNSEも発売され、確実にレジェが“未来”に進んでいると言える中で、久々のユニットでのお仕事がこのスーツイベ。

まさにレジェの始まり、“過去”についてここで回帰すること、そうして彼等がより自信と、選ばれたことの意味と責任を背負ってLegendersは次のステージへ歩み出したのかと思うと、感慨深くなるのと同時に文字通り背筋が伸びる気持ちになります。

 

 

とはいえ、かつての好敵手だった候補生達がLegendersの過去を回帰させるためだけに登場したのではさすがにもったいない。それだけに収まる器ではないでしょう。ただ、レジェが成長していたのと同じように彼等もそれぞれに歩みを進めていたこと、それを知ることができたのはやっぱりすごく嬉しかった。

未来のことは分かりません。彼等はこれからもそれぞれの道を歩んでいくのかもしれない。でもあのプロデューサーのことだから改めてスカウトに行くこともある気がする。

 

そんな、色んな意味で未来が楽しみになるようなそんな気持ちになったストーリーでした。