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【SideM】御手洗翔太と315プロダクション

 

御手洗翔太というアイドルのことで、ここまでに考えた色んなことを、ここに書き留めておきます。

 

 

御手洗翔太の恒常Rカード【愛され上手】のカード台詞の中で、翔太はこんな話をしています。

315プロダクションってさ、何か居心地いいんだよねー。面白い人がいっぱいだからかな?それとも、プロデューサーさんがいるから?う〜ん、どっちもかも♪

 

翔太は、アイドルとしての憧れで、大切な仲間である冬馬のことをよく「面白い」と評します。それに、翔太はめんどくさいことやつまらないと感じることは基本的にやりたがらない。つまり、翔太にとって「面白い」は言葉通りの意味だけではなくて「魅力的」であるという意味合いも含まれているのだと思います。

で、翔太は315プロのアイドル達を「面白い人」と評し、同時に315プロダクションを「居心地のいい場所」だと感じている。それは様々なアイドル達の存在だけではなく、「プロデューサーさんがいる」ことも理由の1つとしての上げています。

 

では、翔太にとってプロデューサーはどんな存在なのか?

…プロデューサーさん、ちょっとびっくりしてる?

面倒くさがりの僕が、すっごくやる気出してるから。(中略)

プロデューサーさんはいつだって僕の好きにやらせてくれるから、大好き。

『THE DREAM TIME CIRCUS』での一幕です。

Side Memoriesを読んでいても、プロデューサーは基本的に翔太に対して、思うようにさせる、そしてそのためのサポートをすることが多いように感じます。翔太はそんなプロデューサーのことを信頼して、自分自身が思い描く「アイドル・御手洗翔太」になっていくのだと思います。

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プロデューサーの、アイドルの思うようにさせる、というやり方。言い換えればアイドルの在り方を尊重するプロデュース方針は何も翔太に限ったものではなく、どのアイドルに対しても共通したものであり、そんな考え方が315プロという事務所の中にも根付いているように感じます。

 

そんな315プロダクションのことを、翔太は「居心地がいい」と話している。

 

翔太のソロ曲『BACK FLIP☆EMOTION』の中にこんな一節があります。

つまるところ 単純な話なんだって

幸せだと思う時はみんながいいんだって

変わらない…Only One Rule

そして、【1st STAGE】のカード台詞ではこんな風に話しています。

冬馬くんも北斗くんも315プロダクションのみんなもプロデューサーさんも、みーんな笑って終われたね♪こんなライブなら、またやりたいな〜♪

 

翔太は面白いことや楽しいことが大好きで、そんな翔太が大切にしていることは、「みんなと楽しくなれること」。

翔太は自分自身が楽しく過ごせることを優先しがちですが、それによって誰かが嫌な気持ちにならないようにすることは、それ以上に重視しているように感じます。

例えば、ウェディングイベで北斗が腕のケガの話をした際に、自分が軽い気持ちでピアノを弾いてもらいたがっていたりしたことを申し訳なく思ったり、秋の妖魔イベで東雲さんにうっかり餡子を見せてしまった(翔太は東雲さんの餡子嫌いの体質を知らなかった)ことに対してきちんと謝りに行ったり。

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そんな、「みんなと楽しくなれること」を大切にしている翔太にしてみれば、それぞれが思うがままの在り方でアイドルができ、それを尊重し合える315プロダクションが居心地よく感じるのは自然なことなのだと思います。

 

 

そして翔太自身、そんな事務所の仲間たちにはずっと“寄り添う姿勢”を見せてきました。

WD2016イベにて、四季や麗が漣のアイドルに対する姿勢を理解できずに悩んでいた際、以前のトレインライブで漣と共演していた翔太はこんな風に話します。

そう?僕はわりと好きかも。なんか面白いじゃん。(中略)

ステージの上の漣さんはそのへんのアイドルとはちょっと違ったよ。

口は悪いし態度はデカいんだけどさ…漣さんは本物だと思うな。

この時翔太は、漣の態度も、それに疑問を抱く四季や麗の気持ちも、どちらも否定していません。ただシンプルに「面白い」と自分の感想を述べただけ。

そしてこのイベントでは、最後までメンバー全員がそれぞれのやり方を曲げないまま、お互いに多くは踏み込まないまま、なんだかんだと言い合いながらも、チーム…運命共同体としてライブをやり遂げます。

 

また、オリピ福岡イベでは、最初は物静かなメンバーとの交流に「機嫌よくなかったりする?」と戸惑いながらも、普段からこんな感じだから気にしないで欲しいと言われたことで、そんなメンバー達の個性に対しても「面白い」と話します。

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夏来に「よかった」と言われて嬉しそうにする翔太。

 

あと個人的に好きなのが横須賀ライブイベントでの都築さんとのやり取り。

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“寄り添う姿勢”と書きましたが、これは翔太が気を使っている、というよりは翔太自身がそうしたくてしている、と言った方が近いかなと思います。誤解を恐れずに言えば、自己満足。でも翔太はみんなも楽しんでくれることで初めて満足するのだと思います。結果的にwin-win

 

ただ、翔太が周りの人誰も彼もをすぐ受け入れられるのかと言えば必ずしもそうではないのかなと思います。

こう思うのは4月シーズンボイスの学校では目立たないようにしている旨の発言(詳細は不明)であったり、あと1つ気になっているのが紅蓮雷舞イベの営業セリフでの言葉。

ヤンキーっぽい人がいっぱい…一見怖そうだけど、話してみるといい人なんだね。朱雀さんたちみたいだ。

これを見た時、少なくとも1度は朱雀たちのことを「怖そう」と思ったことがあるのだと少しだけ驚きました。同じ事務所の、アイドル仲間だからというだけで相手のことをすんなり受け入れられるとは限らない。

思えば先述したWD2016で漣のことを認められていたのも、それ以前の共演で漣の人となりやその実力をその目で見ていたからこそなのだと思います。

 

翔太のすごいところは、周りの人のことを本当によく見ていて、その人がどんな人なのか、何が好きなのか、どんなことをしてもらうのが嬉しいのか、を見つけるのが上手なところ。そして、周りの人と、何より自分自身も楽しくなれる方法を実行できるところだと思います。翔太がしばしば“プロデュース力”の高さを見せるのもそういう側面からなのかな。

 

で、そんな翔太は周りの人の良いところを見つけるのも上手いわけですが、それを取り込むのもおそらくすごく上手い。

 

少しだけ話が変わりますが、翔太はよく自分のことを「天才」と言います。「やればなんでもできちゃう」とも。それは翔太の持つ才能的な意味合いもあるでしょうが、この頃は「やればできる」=「できるまでやれる」とも言えるんじゃないかなと感じています。

僕さ、やりたいって思ったら本気出しちゃうタイプなんだよね。

先程も挙げた、サーカスイベでのプロデューサーとのやり取りで中略した一部分です。

翔太が「やりたい」と思ったことはとにかく満足するまでやらないと気がすまない。こういう部分は冬馬と似てるし、もしかしたら冬馬といて身についた姿勢なのかもしれないなと思います。

こういった翔太の姿勢を見ていて思うのは、翔太がやりたいと思うことが増えていけば、御手洗翔太は本当に無敵なアイドルになれるのでは?ということ。

 

そして、そんな翔太は315プロにいることで、仲間たちの良いところを見つけながら、おそらく現在進行形でその可能性を広げているように感じます。

 

今まで、みんながいろんな悪役の演技してるのを見てきてさ、

僕もああいうカッコイイ悪役とかやってみたいな〜って思ってたんだよね。

『Moonlit Night Encounter』冒頭の一幕。悪魔の役をやってみたいと話す翔太がその理由として話したのがこれ。

源平瞬星録では滅ぼされる平氏の役を演じることを嫌がっていたことを思うと大きな進歩なのですが、それは315プロのみんなの仕事ぶりを見てきたからこそのものでした。

こんな風に、それこそ翔太が冬馬のことを「カッコイイ」と思ったからアイドルをやりたいと思った時のように、315プロのみんなのカッコイイ姿を見て、見つけて、アイドル御手洗翔太はどんどん進化していくんじゃないかなと思います。それに、翔太にとって315プロダクションは、プロデューサーに支えられながら、思うがままに挑戦していける場所でもあります。

 

 

長くなっちゃいましたが、要するに何が言いたいかというと、315プロダクションに御手洗翔太がいるということ、そして御手洗翔太が315プロダクションにいることで、翔太自身が感じている以上に色んな可能性や輝きが引き出されているんじゃないかな〜という話です。翔太自身も、周りの仲間たちも。

「みんなで楽しくなれる」ことを大切にしている翔太にとって、この上なく幸せなことなんじゃないかなと思います。これは、そうであって欲しいなという私の願いでもあるので、ちょっとだけ、大袈裟かもしれません。