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【SideM】エムステ3周年に寄せて

 

私はエムステが、アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!が好きだ。 

 

 

配信サイトでSideMのアニメを見て、たくさんの仲間とアイドルをするJupiterをもっと見たくなりアプリを入れようと思った。でもアイドル育成ゲームなどやったことのなかった私にはモバエムが何をするアプリなのかストアの説明を見てもよく分からず、「リズムゲーム」であることは分かったエムステの方を先に入れた。ちょうどワートレアメリカの終盤だったようで、春名と悠介と消防士の人を眺めながら音ゲー要素のなさに戸惑いつつイベントに触れた。(当時はアニメに出演していたアイドルしか分からず、その後の紅茶イベでは恭二とカフェ店員と綺麗な人とかわいい子……という感じでどうしようかと思った)その後なんだかんだでJupiterのストーリーも進めて、ロード画面を見ながら気になるアイドル達も見つけて、ガシャも引きながらキャラを覚えていって……。それが始めたばかりの頃の記憶だった。

その後、ガシャを引くときに出る雑誌の画像が気になったんだったか、Twitterで見かけて気になった翔太のホワイトデーの話がモバのものだと知ったからだったか、色々と興味をひかれてモバエムも入れた。そしてすぐに始まったのがJupiterとドラスタのウエディングだった。

そうして曲を聞いたりライブ映像を見たりして(3rdは幕張だけ買うつもりが結局コンプリートした)気づけばアイドルマスターSideMのことが大好きになっていた。

 

 

……と思い出ボムをぶちかましてしまいました。

エムステ3周年おめでとうございます。

冒頭でいきなり告白したのは最近ようやくエムステの、主にストーリー部分の楽しみ方が分かってきたように思ったからです。私の片想いかもしれないけど、楽しいのでオールオッケーです。

 

 

 

 

 

 

 

エムステは端的にかつ大袈裟に言うと「絆と可能性の宝箱」だと思うようになりました。

 

 

 

 

最近のリメショで本格的にその本性を現しつつありますが、おそらく315プロのアイドル全員に気が遠くなるほどの設定が作り込まれていると思われます。経歴とかもそうですが性格とか考え方とか、まるで本当にいる人間みたいな複雑さと難解さを抱えています。でも彼等はアイドルで、そんな彼等が様々な経験を積み重ねていく中でその考え方もじんわりと変わっていって、そしてアイドルとして輝いていく。そんな過程をプロデューサーとして見守っていけるのが楽しくてSideM続けていられるんだろうなぁと思っています。

 

 

で、315プロにはそんな人間くさいアイドルが46人もいます。

46人ですよ46人。2人1組にしたら1035通りにもなるんです。

 

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エムステの要素の1つに絆アピールがあります。アイドル2人が一緒にお仕事をすることで絆ptが貯まり、特別なアピールができるというもの。

 

巨大な「絆」の字に気を取られがちですが、そもそもこのシステム、1035通りのキャッチコピーが用意されてる時点でだいぶ頭おかしい(褒めてる)。

 

でもこの「1035の絆」こそエムステのやりたい事の1つなんじゃないかなと思うんです。

 

アイドル同士の共演回数によって育まれている絆については以前の記事で書きました。あれも、絆の1つの形だと思います。でもそれだけじゃない。

複雑な彼等だからこそ、様々な面を持っていて、その時向き合う相手によって意識的にしろ無意識的にしろ見せる面は変わってきます。しかもその一面はどれも、その人自身だけが持つもの。

それは、「アイドルとしての魅力」もまた同義です。

 

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(遊技場のスペシャルゲーム ストーリー第8話より)

 

 

一人一人が、それぞれにしかない個性を持っている。だからこそ、共に過ごすアイドル達自身が感じるものも、彼等が見せる空気も、魅力も全て異なっている。1035どれをとっても違うものが見られるんです。

 

 

 

その真骨頂たるものが315フェスだと思います。

 

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(315フェスストーリー 都築圭と九十九一希の場合より)

 

315フェスで重視されていることは「なぜこの2人なのか」ではなく「この2人なら何ができるか」です。異なる個性を持つ2人がお互いのことを知り、時に共通点も見つけながら1つのステージを作り上げていく。

きっと別のアイドルと組んでも彼等は最高のステージを見せてくれます。でもそこで見られるものは全部違うもので、だからこそここで共に立つ2人が作れるステージは唯一無二のものなんです。

1035の絆は、全部違うものを見せてくれる。私たちがこれまで見て来られたものはほんの一部です。それって、すごいことじゃないですか。

 

 

 

しかもそれは2人1組に限った話じゃない。

 

エムステのもう1つの大きな特徴として、ユニットの枠を超えたイベントがあります。4人1組ないし3人1組で1つの仕事に取り組んでいきます。

 

46人で4人1組組もうと思ったら何通りになるんだって話ですよ。

しかもその組み合わせだけじゃない。当然ながらその時の仕事によって見せる姿も引き出される魅力も異なってきます。

4分の3メンバーが同じなイベントもいくつかあるので、それらを見比べてみると結構面白い。異なる仕事で、1人メンバーが違っているだけでも雰囲気がだいぶ変わっていたりするんです。

(思いつく例だと、ワートレフランスと百鬼夜行、夏空ミルキーウェイとチャイナウェディング、ワートレカナダとフューチャーヒーローズなどでしょうか)

 

 

しかも、ただそれぞれのイベントで違ったアイドル達の姿が見れるだけじゃない。共演するごとに絆が深まっているように、彼等はそれらの経験を糧にして進んでいるんです。

 

 

 

 

少し私の担当アイドルの1人、葛之葉雨彦の話をします。

 

 

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(絢爛なるチャイナウェディング ストーリー第6話より)

 

このストーリー、なかなか色々なものをぶち込んでいきましたが、その中の1つに次郎先生と雨彦さんがお互いをライバルだと認めあったことがありました。

 

「ライバル」という言葉を最初に出したのは次郎先生を占った占い師ですが、面と向かって、「負けまいと思っている」と先に口に出したのは雨彦さんでした。

 

これ、めちゃくちゃ衝撃を受けてしまって。雨彦さんは仕事には真面目ですが、自分から誰かと競い合おうとするタイプではないと思ってたんです。

 

 

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(Balloon wind!青嵐に舞う風船 ストーリー第4話より)

 

でも、雨彦さんが次郎先生を意識しているような描写は以前にもありました。f:id:akgmjp:20200802201657p:imagef:id:akgmjp:20200802201653j:image

(2ndAnniversary 315Fantastic stage ストーリー第7話より)

 

 

ここに至るまでの変化をひとくちに説明するのは難しい。それこそ、これまでの経験が糧になっていった故のものだと思います。

 

 

説明するのは難しい、と言いつつ1つ挙げたいものがありまして。それが、雨彦さんの「自分を魅せること」に対する意識の変化についてです。

 

 

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さっきのシーンで雨彦さんが対抗心を燃やした後、偶然上から星飾りが落ちてきます。雨彦さんはそれを上手く使って、「大人の魅せ方」をしたんです。しかもこのセリフ、完全に分かってやってる。自分の魅力を。

じゃあ最初からそうだったか、最初から自分の魅力を自覚して自分の意志で引き出せていたかというと多分そうでもない。

 

 

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(遊技場のスペシャルゲーム ストーリー第8話より)

 

ちょっと理由付けが逆説的になってしまうんですが、ここで自分の魅せ方を見直した、ということはそれまではある程度異なる考え方を持っていた、ということだと思います。(紅葉の写真イベントでも若干その節があった)

 

ここのイベントで雨彦さんが翔太に学んだことはおそらく「自分の持つ個性をアイドルの魅力として昇華すること」だったと思います。

詳しくはストーリーを読んで欲しいんですけど、この話、何が面白いって翔太がずっと「素」の状態なんですよね。雨彦さんにお礼を言われてもよく分かってないし。でも雨彦さんはそんな翔太の姿から学び得るものがあった。

 

 

ここでちょっと声を大きくして言いたいのが、翔太が素でいられたのはこのメンバーだったからこそだと思う、ということなんです。

 

 

(一応私は翔太Pも兼任してる、ということを付け加えておきますが)翔太は結構その場に合わせて立ち居振る舞いを変える人です。何か困っていたり悩んでいたりしている仲間がいればさりげなくサポートしたりもするんです。

でもこの仕事は翔太以外大人なメンバーで、(あと個人的に翔真さんとみのりさんってアダルト組の中でもかなり安定感のある方の人達だと思っている)特別気を使ったりする必要も無かった。

そんな翔太が、ありのままの魅力をアイドルとして見せて周りを惹き付けている姿から雨彦さんも自身の魅力を引き出すことを学び、それを実践して何より仲間にも認められたことで自信になった。(この時雨彦さんが撮影前に「賭けてみるか」と言っていたのが印象的です)

 

もちろんこれだけが要因ではないですがここでの経験は確実に「ライバル」の関係性にも繋がっているように思うんです。

 

 

 

 

少々長くなってしまいましたが、要するに何が言いたいって、もしこれまでの仕事で1人でもメンバーが違っていたりしたら全然違う輝きができて、全然違う成長の仕方をしていたかもしれないということなんです。

それは、これからの仕事にだって言えることなわけで。

 

どのメンバーで、どんな仕事をするかによって見せる一面も、得られる経験も違ってくる。それぞれで仲間に影響を与えられることもあれば逆に与えることもある。

何度も言いますが315プロには46人のアイドルがいます。考えてて気が遠くなってきました。可能性は無限大ですよ。

 

 

 

 

どんなメンバーのお仕事でも特別なものになるわけですが、当然その中で最も特別な枠組みがユニットです。

越境イベントがメインのエムステだって、その基盤にはユニットがあります。

 

そこで出てきたのがDRAMA ON ST@GE、通称DOS。ちょうど今カフェパレの公演真っ最中です。

内容には特別触れませんが第1回の虎牙道とWの公演含めてすごいです。さすが初っ端から長文ストーリー案を3つもお出ししてきただけある。(しかも8回分全部違うやつ)

 

ワートレに次ぐ目玉イベントとしてユニットでのお仕事が出てきたのが個人的に好きな所でして。

それぞれのメンバーが色んなアイドル達と色んな仕事をして色んな経験をして、そこで得たものをそれこそホームグラウンド的なユニットで発揮する。しかもその仕事内容はP達によって提示されるんです。めちゃくちゃワクワクする。

そういう意味でも、担当の公演楽しみだな〜という気持ちでいっぱいです。他にも楽しみなことはいっぱいありますが。

(ちなみにカフェパレDOS公演冒頭のカミサマ東雲さんを見てちょっと牛乳イベを思い出したりしてました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

315プロには46人のアイドルがいて、それぞれがそれぞれにしかない個性を持っていて、その個性を色んな組み合わせで見たら面白いよね、色んな輝き方ができるよねって、そんな可能性をエムステはいっぱい見せてくれているんだと思います。

 

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(夏空ミルキーウェイ ストーリー第8話より)

 

 

そして、その中で育まれる絆がある。マイデスク会話なんかを見ていると、その絆はこっちが気づいている以上に広がっているように感じます。

 

これからも、たくさんの特別な輝きが見られるのかと思うと、とても楽しみです。読めてない過去のストーリーもあるから、そういうのもちゃんと読み返したいなぁ。

 

 

 

 

 

……と、この文章を書いていた最中に3周年特別ストーリーの告知が来ちゃった。

いや〜〜タイトルから個性全開じゃん!最高だよ!やっぱ大好きだな!

 

改めてこれからもよろしくねエムステくん!